INTERVIEW 社員インタビュー
製造部 次長
2010年入社
崔 友利
新しい仲間を温かく迎え入れ、
固有の技術を伝えていきたい
アルバイト時代に人の温かさにふれ、
鯉平を迷わず就職先に選んだ
私は学生時代、友人の紹介をきっかけに鯉平でアルバイトに励みました。その当初、中国出身の私は日本語がうまく話せなかったのですが、周りの人たちが温かく迎え入れてくれて、仕事も日本語もやさしく教えてくれたんです。おかげで大学4年間、アルバイトを続けられ、日本語も上達できました。人に恵まれ、働きやすい職場だと感じていましたので、大学卒業後もここで働き続けたいと、正社員として入社することを決めました。
チームで段取りよく進め、
スピードと品質の両立をめざす
製造部のおもな仕事は、うなぎの加工です。割き、切り分け、串打ち、焼きという一連の工程をチームで手分けして進めています。次長の私は、加工の手を動かしながら、段取りよく進むようにチームの動きに目を行き届かせ、後輩の指導にもあたっています。加工するうなぎは、1日平均400~500kg、夏のピーク時には1日1tに達することもあります。それほど多くのうなぎを扱いますので、スピードと品質の両立をつねに心掛けています。
先輩たちのやり方を吸収し、
自分なりのやり方を見つけ出せる
「うなぎはこう割く」「串はこう打つ」など、基本のテクニックはありますが、慣れてくればそれぞれが工夫し、自分なりのやり方を編み出しています。先輩たちからそれらを間近で見て吸収してアレンジし、自分の技術を培っていく過程は、とても面白いですよ。そうやって熟練を重ねると、加工スピードもみるみる速まっていきます。1日の加工量が増えていくたびに、自分自身のスキルアップを目に見えて実感できるので、励みになります。
うなぎ店の方々に喜ばれ、
友人も「おいしい!」と感嘆してくれた
そうした仕事が実を結ぶのは、やっぱりうなぎ店やその先の消費者の方々に喜んでもらえたときです。私は時折、友人を連れて納品先のうなぎ店をふらっと訪れ、うな重をいただくことがあります。蓋をあけると、自分たちが手掛けたうなぎが美しく豪快に盛られていて、口に運ぶと、私も友人も「おいしい!」の一言。「キレイに仕上げられているね」と、友人に言われると、自然と笑みがこぼれます。いい仕事に巡り会えたと、心から思える瞬間ですね。
新しい仲間たちの成長を支え、
自分の技術と経験を惜しみなく伝えたい
私は割き、切り分け、串打ちをおもに担当し、焼きの技術についてはまだまだ至らないと思っています。今後、白焼きやかば焼きの工程にも積極的に携わり、うなぎ加工にかかわるすべての技術を深めていきたいですね。また、製造部には新しい仲間も入ってきていますので、製造部をまとめる立場として、後輩の育成にも力を注いでいるところです。うなぎという日本ならではの食文化を担い続けるためにも、自分の技術と経験を惜しみなく伝えていきたいと思っています。
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